カフェ・ジャックス 「ラウンド・ザ・バック」

カフェ・ジャックス 「ラウンド・ザ・バック」 1977年リリース
プロデュース:ルパート・ハイン
カフェジャックスのデビュー盤。
聴いたことのないミュージシャンでも聴く前には何かしらの情報が入るものですが、カフェジャックスは「10ccぽくスティーリーダンぽい、無国籍風なバンド」なんて言われてました。それじゃあ聴くしかありません。
サンドイッチが美味しい喫茶店みたいなバンド名もカッコよかった。
モダンでポップ、時々プログレだったりフュージョンになったり、様々なジャンルが程よくミックス。ジェネシス時代のフィル・コリンズが客演してます。
リリース時期がパンク前夜ということもあってそれほど話題にならなかったのかもしれませんが、今聴いてもプロフェッショナルで質のいい曲が詰まったアルバム。
10ccやスティーリーダンと比較されたというのも頷けますが、それよりも鈴木慶一さんがよく聴いたバンドの一つと聞いて、なるほどムーンライダーズと似通ったセンス。ライダーズが英語で歌ってたらこうだったかなと。カチッと練り上げたブリティッシュポップが好きな方にはストライク。
翌年にもう一枚リリースして解散。セカンドの「インターナショナル」も同じルパート・ハインのプロデュースでこちらもいい。
偶然の「カフェ」つながりですが、メンバーの一人ピーター・ベイチはその後ペンギン・カフェ・オーケストラに参加してます。