プロフィール

ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
リンクフリーです。

ありがとうございます
最新トラックバック

イギー・ポップ『イディオット』(愚者)

idiot (1)
イギー・ポップ『イディオット』 1977年リリース

良かれ悪しかれ「パンクのゴッドファーザー」なんて呼ばれるイギー・ポップ、加えて「いい人すぎる」という人柄もよく知られている。
インタビューなど読むとたしかに受け答えが「楽しくいい人」である。

『イディオット』は当時リハビリ中のイギーを盟友デヴィッド・ボウイが全面的にバックアップしたソロデビュー作で、次作『ラスト・フォー・ライフ』と並んで根強いイギーファンが推す1枚、…まあご両人ともリハビリ中だったのかもしれませんが。
エゴン・シーレ風なポーズをとるジャケ、撮影は鋤田正義さんと思っていましたがライナーを見直したらアンディ・ケントという方でした。

全8曲ともイギーとボウイの共作(カルロス・アロマー参加曲もあり)。
荒く歪んだサウンドは同時期のボウイの名作『ロウ』に似たとこもあるけど、それよりもイギーをプロデュースしながら逆にボウイが刺激を受けてる感じもちらほら。
83年のボウイの大ヒットアルバム『レッツ・ダンス』で再演した「チャイナガール」のオリジナルはこれに入ってる、ハッキリ言うとボウイバージョンよりイギーの方が断然いい。
81年には当時最先端のグレイス・ジョーンズが「ナイトクラビング」をカバー、クールなアレンジが話題になった。
ラストの8分を超える「マス・プロダクション」は彼らがこの時期よく聴いていたらしきジャーマンロック風な大曲で、ノイ!のミヒャエル・ローターがひょっこり顔を出しそうな一幕も。

YouTubeで当時のスタジオライブを見ると、上半身裸で飛び跳ねるイギーの横で、ボウイは弟を見守るアニキみたいな顔してキーボードを弾いている。

book.jpg
当時の雑誌(ロッキンオン)、新譜広告も並んで。
二人とも47年生まれ、ボウイが何か月かお兄さん。この頃イギーのプロモーションを兼ねて仲良く来日も。

iggy (1)
画家ボウイが描くイギー。

イギーは先日「人生七十古来稀なり」な70歳を迎えた、イギー自身は今もなお生きていることに驚いているらしいけど。
昨年出した『Post Pop Depression』が最後のアルバムになるという噂は本当かもしれないけど、ゴッドファーザーには喜寿、傘寿…いやもっと…と思う。今はもうイギーしかいない。
検索フォーム
カテゴリ
QRコード
QR