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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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最近買った中古CDを聴きながら

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先日、近隣のリサイクル店の「閉店セール」なるものを覘いてきました。
現場は出ているだけでオシマイ的な長期在庫の投げ売り状態で、安さにその場の勢いが加わってアレコレ漁りました。最安値は30円で写真のやつをまとめても野口英世さん一人でお釣りがありました。

この中で一番の有名盤は真ん中のジェフ・バックリィでしょうか。ジェフさんは以前から音源だけはずっと持っていたのですが、CD見ちゃったらエイヤーで買ってしまいました。そういえば男子のフィギュアスケートを見ていたら、カナダのパトリック・チャンが「ハレルヤ」で舞ってましたね、好きなのかな。
前列の3枚はこじつければ微妙な関連がありますが、ほかはみんなバラバラなチョイスです。ジャック・ブレル氏なんて普段は聴かないのですが、こんなタイミングじゃないと買うときないなあと思って。何を歌ってるのかサッパリですがスピード感あるカッコいいライブ盤でした。

こんな風にリサイクル店が街から消えてゆくのは寂しいことです。でも安価なセール品ばかり漁っていると、新譜を定価でなんてとても買えなくなってしまいそうです。この帰りにスーパーに寄って、CDより野菜の方が高いことにまいりました。

ティム・ロビンス・アンド・ザ・ロウグス・ギャラリー・バンド

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ティム・ロビンス・アンド・ザ・ロウグス・ギャラリー・バンド
2011年リリース

俳優であり監督でもあるティム・ロビンスの50歳を過ぎての音楽デビュー作。もともと音楽一家の育ちらしく、若いころからこつこつと曲作りをしていたそう。
聴く前は俳優の片手間仕事と軽く思っていたけどそれは大間違い。こんなにもしっかりとちゃんとしたやつを作っちゃったことに驚いた。
プロデュースは名匠ハル・ウィルナー。ロックファンがニヤリとしそうなバックメンバーには、ロジャー・イーノやアンディ・ニューマークがいる。ジャケ写真も印象的、中身もこれに負けてないです。

ティム・ロビンスというとやはり『ショーシャンクの空に』が一番知られているところと思いますが、このアルバムはちょっと聴くと「ショーシャンク、あれから…」みたいな雰囲気があります。森の奥の暖かい丸太小屋で20年分の積もる話でも聞いてるような気分です。

『細野晴臣 録音術』 鈴木惣一郎 著

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『細野晴臣 録音術』 鈴木惣一郎 著 2015年12月発行

細野さんのソロ諸作の録音に携わった7名の裏方さん(エンジニアの方々)のインタビュー集。もちろんみなさん録音のプロ、当時のフォーク、ニューミュージック、ロックの名盤に深くかかわる裏方さん達です。
で、細野さんの宅録デビュー作『ホソノハウス』から近作『ヘブンリー・ミュージック』までの40年に渡る活動の中から11枚の作品について、リリース順に当時を振り返るという構成。大瀧さんの逸話もチラホラ出てきます。
インタビュアーは全て鈴木惣一郎さん。

録音に関する技術的なノウハウはわかりませんが、エンジニアになったきっかけ、当時の音楽業界、細野さん(または細野ちゃん)との出会いみたいなざっくばらんとした話が楽しい。みなさんいかにも職人気質なサバサバした話しぶりで、読むとまた旧作から順に聴きなおしたくなります。
また、細野さん自身も各アルバムの思い出を語っていて、技術屋と音楽家のそれぞれの話がリンクして面白く読めます。
一般の音楽本には載らないような資料や写真も豊富。

そんな中でハリーが語る『泰安洋行』から一部を抜粋させていただきます…。
『泰安洋行』の中でも特に「ルーチューガンボ」は予想を超えた仕上がりになったそうで、鈴木さんが「佐藤博さんとの出会いも大きかったんじゃないですか」と伺うと、
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「何ができるかではなく、何ができないかで、物事は決まる」と。

余談ですが、文中に出てくるリンダ・キャリエールのアルバムは、ティンパンアレイ系の豪華な顔ぶれが揃うごった煮AOR(らしい)で、完成後にお蔵入りに。今も「聴きたいなあ」とファンが待ち望む1枚。
YouTubeにその幻のアルバムから「Love Celebration」ほか数曲がアップされてます。

細野晴臣 『ヴジャデ』

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細野晴臣『ヴジャデ』 2017年11月8日発売

新しめの音楽は全般にあまり聴いてないのにこんなこと言うのもなんですが、今年一番の話題作の登場です。…なんて意気込んでおきながらも実はまだCD買ってないんです。
たまたまレンタル屋にDVDの返却に行った際、「もう出てるんだ」と飛びついてしまいました。レンタルなので細野さんの楽しい曲目解説が付いてなかったのが残念ですが、解説は後々の楽しみにとっておくことに。

4年ぶり21作目の新作は初の2枚組。
<Disc1>Eight Beat Combo 8曲 25分
<Disc2>Essay 12曲 28分
収録時間からするとCD1枚に収まるけど、中身は1枚に収まらない。
1枚は前作に続いて細野さんの多彩なルーツミュージックのカバー集、もう1枚がオリジナル曲で構成。
再演してる「悲しみのラッキースター」は青葉市子さんとデュエット。

レコードをA面からB面にひっくり返すように2枚交互にくり返し聴いてます。2枚組にしたこともあってか、「HoSoNoVa」~「Heavenly Music」よりバラエティに富む印象。聴き込む楽しさもきっと倍増。
日に日に寒さが増しますが、とてもあたたかい時間が流れます。
Disc2のラストが美しい。

ロキシー・ミュージック 『THE EARLY YEARS』

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ロキシー・ミュージック『THE EARLY YEARS』 2000年編集盤。

♪Oh I was moved by your screen dream…(2HB)
「2HB」という鉛筆の芯のような暗号は「トゥ・ハンフリー・ボガート」であることはフェリーファンの皆さんは百も承知でした。
ボギーよろしくアクアスキュータムのトレンチコートを着てベルトをギュッと縛る。冷たい雨なんか気にしない。大人になったらそんな名場面のような経験が待っているのかと期待していましたが、いまだにありません。

さてそんな初期のロキシーを久しぶりに聴いてみた。ホントはこんな邪道な編集盤よりもオリジナルアルバムを通して聴くのがロキシーファンというものでありまして…、ってのが教科書通りでいいのかも知れませんが、なんだかそういうのもめんどくさくなってきた今日このごろです。

このアルバムはシングル含む初期の三作(72~73年)から代表曲をざっとひろってみました、というお手軽で安上がりな1枚。ジャケットのやっつけ感が気になりましたが、リマスター音源もまずまずかと。もともとロキシーはアナログ盤時代から音の良さでは定評がありましたね。
内容はいまさらですが、ポップでファンタスティックな近未来サウンド。シャナナとピンクフロイドを混ぜこぜにしたヘンテコな異星人全員集合…、みたいなこと言われてましたっけ。

選曲は1st・2ndはアナログのA面がメインで3rdはB面と、ざっくりそんなところ。まあ誰が選んでみたところでだいたい似たり寄ったりですかね。
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全16曲、13曲目以降はイーノが何処かに行っちゃって、美青年エディ・ジョブソンが登場。
これにあとノリノリ「Would You Believe?」やフィルの「Amazona」あたりのニクイ小品をはさんでくれるとよかったんですが、もう収録時間いっぱいのようです。

バート・バカラック 『明日に向って撃て!』

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『明日に向って撃て!』 日本公開1970年
監督:ジョージ・ロイ・ヒル、 音楽:バート・バカラック
ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)
ザ・サンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)
エッタ・プレイス(キャサリン・ロス)

B.J.トーマスが歌う挿入歌、誰もが口ずさめる有名なあのフレーズ、
「Raindrops Keep Fallin' On My Head(雨にぬれても)」
もし曲が思い浮かばなくても、聴いた瞬間「あぁコレね」と納得のバカラックお馴染みの名曲。CMでも何度となく使われていましたね。

映画『明日に向って撃て!』は言うまでもなく名画中の名画ですが、このサントラもまたかなりの名盤。
9曲入ってますが通して聴いても27分。同じメロディーがくり返し出てくるので、まとめて1曲みたいにも聴こえます。
この27分で終わってしまうのは短いと言えば短いのですが、でもさらっと終わることが妙に清々しくも思えてくるような実にいい感じの27分です。「雨にぬれても」はインスト含み3回登場します。

『明日に向って撃て!』は大きなスクリーンで観た記憶はないんですが、それでも「The Sundance Kid」「Not Goin' Home Anymore」あたりを聴いていると映画の名シーンと同時に昭和の大衆映画館の匂いみたいなものを思い出します。
昔は小さな駅の裏路地にも映画館がありました。
古い記憶の中にある映画館は薄暗い小屋のよう、小さな売店、少しやわらかい感触のブ厚いドア、使い込まれてギシギシ鳴る丸っこい椅子、左右の壁に寄り掛かる立見客の影。
そんななつかしい情景も一緒に詰まったサウンドトラックです。

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自転車シーンもよかったですね。

ジュリー・ロンドン 『Julie London Best』

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ジュリー・ロンドン 『Julie London Best』 2002年編集。

ジュリー・ロンドン(1926-2000)
カリフォルニア生まれの女優で歌手。
ハスキーな歌声は「スモーキー・ボイス」といわれた。

全24曲。このベストは日本独自の編集盤で、広く知られている懐メロポピュラーソングを多く収録してます(現在はこれよりお得なベストも出てるようです)。
「酒とバラの日々」「想い出のサンフランシスコ」「Love Letters」「夏の日の恋」「この世の果てまで」等々、聴けば分かるあの時代の有名曲がずらり。もちろん「Cry Me a River」も。

BGMにジュリーを流せば、いつもと変わらぬ散らかった部屋も大人っぽく落ち着いた雰囲気に変身します。あれこれ部屋の模様替えをするより効き目ありそうです。
前回の東京オリンピック(64年)の年に来日、テレビでも特番「The Julie London Show」を放映したそう。当時の人気が窺える。

遠藤賢司が選ぶ100枚

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10月25日、遠藤賢司さんが逝ってしまいました。

ちょっと古い音楽雑誌(ROCKS・OFF、2007年発行)ですが、遠藤賢司が選ぶ『オレの100枚』が載ってました。…今日はそれを…

『オレの100枚』は愛聴のアルバムを100枚挙げるというもので、その音楽家のバックグラウンドの一端がちらりと覗ける好企画。インタビュー形式でエンケンの興味深い解説付きです。
そこで選ばれた名誉ある100枚がこれ。
文字が読めませんがジャケットだけでも。(並びは五十音順)
あ

こ

た

に

ほ

エンケンらしい型破りの100枚。
邦画の映画音楽を多く選んでますが、「日本の優れた音楽も聴いてほしい、明らかに軽んじられているんだ、なんといっても景色が見えるのがデカイ、景色が見えない音楽なんてクズみたいなものだから」と話す。

遠藤賢司 不滅の男。
これからもずっと聴き続けることに違いありませんが、残念ですね…。
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