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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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大瀧詠一 GO!GO! NIAGARA

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大瀧詠一 「GO!GO! NIAGARA」 1976年リリース

日曜深夜は細野さんのラジオ番組「Daisy Holiday」をたまに聞いてます。
先日は「こんな時期の選曲は、さてどうしようかな」って話をしてましたが、たしかに今は何を聴いてもいまひとつな気分ですね。細野さんは他局ではかからない古い年代の音楽をいろいろとセレクトしてくれます。

自宅のCDプレイヤーでもとっかえひっかえあれこれかけていても、なかなかいいのが見当たりません。
で、そんな中でもけっこういいんじゃないかと今更ながらリピートしていたのが、大瀧さんのソロ3作目「GO!GO! NIAGARA」。大瀧さんがDJをやっていたラジオ番組と同じタイトル。中身はナイアガラ流オールディーズ。アイデア一発のやっつけアルバムと言われたりもしますが、細かい話はもういいですね。

人の好みは十人十色、日本一の自己満足男の趣味趣味音楽。
掃除をしながらとか、掃除が済んだらありものの食材でおかずでも作りながらとか、何かしらの手作業をしながら聞くととてもいい。
レコードA面のおしまい「…あの~、サイドワン終わったんですけども」は相変わらずおかしい。
 部屋の換気を怠らず、もうしばらく気を付けたいですね。

ファブリツィオ・デ・アンドレ 『地中海への道程』

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ファブリツィオ・デ・アンドレ『地中海への道程』 1984年リリース

ファブリツィオ・デ・アンドレ(1940-1999)
イタリアのシンガーソングライターで詩人。

アルバム『地中海への道程』は元PFMのマウロ・パガーニとの共同制作盤で、「地中海の風」といわれる名盤。
美しいジャケットがこのアルバムの雰囲気をよく表していると思います。全編ジェノバ語というこの地方の方言で歌っているらしく、意味がさっぱりわかりませんが歌声がすごくいい。

全7曲33分。オープニングはタイトルナンバーで名曲「クレザ・デ・マ」。直訳は「海の道」。この曲のエンディングがおもしろく、地元の魚市場らしき港で働く人々の活気あふれる様子(ライブ録音)がそのままかぶさってきます。
イタリアに地中海の風が早くもどりますように。ラストは静かな波の音。

The Who 「WHO」

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The Who 「WHO」 2019年12月リリース

先月に出たばっかり、Who13年振りのニューアルバム。
ロジャー・ダルトリー75歳、ピート・タウンゼント74歳。
年齢を疑いたくなるような気合いの入ったヤル気のアルバムで、このところもっぱらこればかり聴いてます。
この出来なら天国の二人も「まあまあかな」くらいのことは言ってくれるんじゃないかと。

ボーナストラック除き全11曲、ピートのボーカルは1曲のみで、ダルトリーに歌わせたくて書いた曲ばかりだそう。
最近のピートのインタビューを聞くと、やたら饒舌でユーモアいっぱい、皮肉も小言も多いけど根はやさしくいい人そう。
「なぜWhoのファンは男ばかりなの?」
「みんな少年の頃からずっとファンでいてくれる、野郎どもはサッカーでもいったんファンになるとたとえダメダメになっても応援するだろ、Whoなんて陳腐でマッチョでくだらないけどね」

ユニークなジャケットデザインはビートルズのサージェントペパーズで有名なピーター・ブレイク87歳。これくらいポップにいきたいですね。

あしたのジョー ソングファイル

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あしたのジョー ソングファイル 2002年編集盤

立つんだジョー、アニソンにしてアニソンにあらず。
【Round 1】「あしたのジョー」(TV『あしたのジョー』より)
【Round 2】「力石徹のテーマ」(TV『あしたのジョー』より)
【Round 3】「美しき狼たち」(映画『あしたのジョー』より)

…全12ラウンド、必殺クロスカウンターの応酬。
ここにあと映画版から「明日への叫び」が入っていればコアなファンも文句なしの選曲のようですが、それを差し引いても聴きごたえ充分、熱いハートを揺さぶるアルバムです。

尾藤イサオ、ヒデ夕木(ゆうき)、おぼたけし、ジョー山中、小池朝雄、スザンナ・スー、八木正生、鈴木邦彦、たかたかし、チト河内、荒木一郎、寺山修司、梶原一騎ほか、選手・コーチ・セコンド陣営も準備万全。

聴くにあたっての余計なお世話として、まずシャドーボクシングなどで怪我のない範囲で体を温めておくとより楽しめます。「やや内角をねらい、えぐりこむようにして打つべし」をお忘れなく。ただかなりの確率で、1曲目のイントロ♪ドッドーンで先制パンチをくらう危険もありますのでご注意ください。
冒頭の名曲群もそれぞれにいいのですが、後半の荒木一郎さん唄う「果てしなき闇の彼方に」でしみじみ沁みて、最終ラウンドは御大ジョー山中さんのジョー賛歌で花道を飾ります。

年末は紅白よりも、この44分のCD1枚の方がはるかに刺激的で思わぬ発見も多いかなと思います。
♪あしたは きっとなにかある あしたはどっちだ(詞:寺山修司)

ジャック・ニッチェ 『ロンリー・サーファー』

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ジャック・ニッチェ『ロンリー・サーファー』 1963年リリース

フィルスペクターの右腕としても名を馳せたニッチェのファースト。
映画音楽家としても『愛と青春の旅だち』『カッコーの巣の上で』等々、多くの作品でその名を見ることができる。
『ロンリー・サーファー』は全12曲、オールインストの「ウォール・オブ・サウンド」。
『荒野の七人』やら『Da Doo Ron Ron』やら有名曲のカバーがいろいろと出てきますが、なかでも『世界残酷物語のテーマ(MORE)』が気になりそそられました。

ヤコペッティの『世界残酷物語』は62年公開のイタリア映画。古いブラウン管テレビで見た記憶が微かにあります。
その時代の地球は現在の10倍ほども大きかったこともあり、これはこれで未知なる衝撃の世界でした。後にこの映像はゲテモノ的ヤラセを多く含んでいることでも有名になるのですが、鼻たれ小僧にヤラセはわかりません。トンデモ映像に美しい音楽をくっ付けてしまうという禁じ手もこの映画が元祖かもしれません。
でもまあヤラセというなら今の時代の方がはるかに策略的で、一見マジメそうなニュース特番など見ていてもこれはどうなんでしょう、なんてのがありますね。

『ロンリー・サーファー』はサーフミュージックとしても楽しめます。これといった目的も無いまま晴天の冬の海など見に行って、帰り際にたまたま通りかかった築50年のうどん屋で暖をとる、そんな日に似合います。

バッドフィンガー 『Wish You Were Here』

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バッドフィンガー『Wish You Were Here』 1974年リリース

『Wish You Were Here』は6作目、オリジナルメンバー時代のラストアルバム。プロデュースはクリス・トーマス。聴いた頻度でいえばコレが一番かなと。
トッド・ラングレンとジョージ・ハリスンがプロデュースにあたった3作目『Straight Up』がベストともいわれますが、この頃のバッドフィンガーはどれを聴いても駄作は無い感じですね。

クリストーマスは当時、ミカバンドの「黒船」と制作が重なり、それが縁でミカさんとバッドフィンガーはすぐに仲のいい飲み友達になったそう。
ジャケットによく見るとミカさんもいて、キャッチーで胸キュンなピート・ハムの傑作「Know One Knows」の中盤で「♪誰も知らない…あなたが輝いているとき…」なんて歌詞の朗読やってます。
またアベレージ・ホワイトバンドのホーンセクションの参加、それとオーケストレーションとして、この後にブライアンフェリーバンドで活躍するアン・オデルの名があることも見逃せません。

バッドフィンガーを聴きはじめた頃には、既にピートもトム・エヴァンズもこの世にいませんでした。悲劇のロックバンドとして語られることの多いバッドフィンガーですが、短い間にいい曲をたくさん書いたバンドでもありました。
CD屋さんの【B】の棚に【Badfinger】が並んでいるか否か、それはとても些細なことですがわりかし重要なことと思ってます。

ハリー・ニルソン 『プシーキャッツ』

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ハリー・ニルソン 『プシーキャッツ』 1974年リリース

親友ジョンレノンプロデュース&全面参加の泥酔盤。30代の「うわさの男」が一緒にいる、いま思うと夢のようなコラボ。
当時のジョンはヨーコさんと別居中で、後に「失われた週末」といわれる時期。

朝から晩まで仲良く酒をあおり声もつぶれそうなアルバムで、「Without You」のような感動的に美しいニルソン節を期待してしまうと「?マーク」が浮かぶアルバム。
ヘンテコリンなジャケットも飛んでる。床に敷かれた半端なラグ(Rug)の左右に転がったDとSの積木、Drugsと読むらしい。

ニルソンはSSWでありながら、他人の曲を実に味わい深く歌うシンガーでもあり、自身では多種多様なシンガーと表現していたらしい。
このアルバムでもカバーがいい。1曲目がジミークリフの「Many Rivers To Cross」、そして中盤(B面1曲目)にドリフターズの「Save the Last Dance for Me」(ラストダンスは私に)。この二曲だけでも聴く価値ありと思います。
ラストは「Rock Around the Clock」がはじまってしまい、酒場のマスターに「閉店なんで頼むから帰ってくれますか」と懇願されそうなハチャメチャ演奏会でお開き。

参加ミュージシャンも豪華。ドラムスだけでもリンゴ・スターにジム・ケルトナー、そしてフラフラと遊びに来たようなキース・ムーン。
70年代ロックは小細工なしのそのまんまな感じが気持ちいい。
なんと「45周年記念」として11月に再発されるそうです。

TAKE IVY FOLK編(オムニバス)

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TAKE IVY FOLK編(オムニバス) 2013年編集盤

婦人画報社が男性ファッションのバイブル「TAKE IVY」を出版したのは、1965年(昭和40年)、前回の東京五輪の翌年のこと。
中身はアメリカ東部の大学を訪ね、当時のアイビーリーガーのカレッジスタイルを写真と文章で紹介したもの。カメラマンは林田昭慶さん。

「TAKE IVY」は何度か復刻するも即完売、海外でも出版され今や貴重な資料といった趣。
制作スタッフは当時一世を風靡した「ヴァンヂャケット」。合わせて1964年、銀座にVANのショッパーを手にした「みゆき族」が登場したこともテストに出るおしゃれ用語の基礎知識として押さえておきたいところです。
今はあまりお見かけしませんが、80年頃まではメンズクラブの名物「街のアイビーリーガース」な方がそこそこいらっしゃったように思います。

で、このCDはその歴史的書物に関連してその時代を象徴するフォークソングをまとめたオムニバス。中身は半世紀前ですがリリースは2013年とわりと最近のこと。
現在は品薄みたいですが、同じシリーズで「日本のフォーク編」と「JAZZ編」も一緒にリリースされました。
    <FOLK編>
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「アイビーはどこへ行った」という感じではありますが、キングストントリオ、いっぱい入ってますね。故石津謙介氏が好きだったんでしょうか。
ジョーンバエズの「風に吹かれて」は当時の来日公演か、一部を日本語で歌ってます。また、久保田麻琴がハワイチャンプルーで歌った「ウォーク・ライト・イン」の邦題は「行け!行け!ドンドン」だったこともめでたく判明しました。

2019年・秋、懐かしのアイビーブーム到来です。
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