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ドゥルッティ・コラム 「The Return of The Durutti Column」

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ドゥルッティ・コラム「The Return of The Durutti Column」1979年
プロデュース:マーティン・ハネット。

ギタリスト、ヴィニ・ライリー(=ドゥルッティ・コラム)の過激で詩的で放っておくと壊れそうなインストアルバム。
最初のアナログ盤は紙やすりに包まれてリリースされた。
触れると傷付く、っていうちょっと厄介な仕掛け。

静寂な風景を感覚的に切り取ったような楽曲。
シャッターを切る一瞬のような作風は、写真家向きかも知れない。
似たミュージシャンがなかなかいません。

アルバムは『Sketch for SUMMER』という不思議な曲で始まります。
この曲だけでもこのアルバムは聴く価値があると思います。
「夏の間のスケッチ」。
陽炎の向こう側に遠い夏がぼんやりと浮かんでくるような曲です。

鳥の声と心臓の鼓動ではじまるわずか3分間の夏。
一日がすごく長かったころの夏休み。
ネガフィルムの中に止まったままの夏景色。
誰もが『Sketch for SUMMER』のような揺らぐ夏を経験したんじゃないでしょうか。
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