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Author:ポタリング
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ドゥルッティ・コラム 『LC』

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ドゥルッティ・コラム 『LC』 1981年リリース

水彩画のようなドゥルッティ・コラムのセカンド。
1曲目のタイトルからして「夜明けのスケッチ」。
傑作ということではファースト『The Return of The Durutti Column』に分があると思いますが、この『LC』も負けず劣らずで2枚合わせて聴くのもいい。
基本ギターインストアルバムですが何曲かで地味に歌ってる。
タイトルの『LC』には政治的な意味合いがあるそう、でも前作に比べて明るく開放的で聴きやすい。

スピーカーから音が流れるというよりは、こぼれ落ちてくる感じ。解説ではこのサウンドを「生き物ぽい」と表現してる。
風にゆらゆら揺らぐ木の葉みたいに、今にも散りそうな繊細極まる曲のオンパレードでありながら、やってることは紛れもないパンク。しかもラジカルでありながら質素。加えてとても郷愁的。古い記憶の懐かしい風景をぼんやりと思い出すような独特の世界。

ミンミンゼミというよりはヒグラシ、赤トンボというよりは蜉蝣ぽい。
なにを書いているのかわからなくなってきましたが、少し寂しさの残る夏の終わりに似合う名作です。

ドゥルッティ・コラム 「The Return of The Durutti Column」

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ドゥルッティ・コラム「The Return of The Durutti Column」1979年
プロデュース:マーティン・ハネット。

ギタリスト、ヴィニ・ライリー(=ドゥルッティ・コラム)の過激で詩的で放っておくと壊れそうなインストアルバム。
最初のアナログ盤は紙やすりに包まれてリリースされた。
触れると傷付く、っていうちょっと厄介な仕掛け。

静寂な風景を感覚的に切り取ったような楽曲。
シャッターを切る一瞬のような作風は、写真家向きかも知れない。
似たミュージシャンがなかなかいません。

アルバムは『Sketch for SUMMER』という不思議な曲で始まります。
この曲だけでもこのアルバムは聴く価値があると思います。
「夏の間のスケッチ」。
陽炎の向こう側に遠い夏がぼんやりと浮かんでくるような曲です。

鳥の声と心臓の鼓動ではじまるわずか3分間の夏。
一日がすごく長かったころの夏休み。
ネガフィルムの中に止まったままの夏景色。
誰もが『Sketch for SUMMER』のような揺らぐ夏を経験したんじゃないでしょうか。
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