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Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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『港のロキシー』 サウンドトラック

港
『港のロキシー』 サウンドトラック盤、1999年リリース。
監督:あがた森魚

図書館で借りたCD。昭和レトロなジャケットが気に入って、なのでジャケ借りです。
『港のロキシー』は函館を舞台にした青春映画、北海道出身のあがた監督の三作目らしいのですが肝心の映画は観てないです。

サントラ盤は「あがた森魚と個性的な仲間たち」みたいな感じで、いろんなミュージシャンが参加してます。はじめて聴くミュージシャンも多いんですが、メジャーなところでは鈴木惣一郎、曽我部恵一らが参加してます。
ちょっとセンチメンタルで、どこか懐かしい夏の終わりの歌ではじまります。

主題曲『港のロキシー』より。
♪夏の終わる頃に近づいてくると
 つかの間の楽しみが消えていくみたいで
 笑顔は寝顔へとさざ波立って
 寝顔は笑顔へとまた寄せかえし…


この曲はあがた森魚のベスト盤にも収録されている名曲で、以前からよく聴き馴染んでいました。
それとゲラチカ66というグループが歌う「乾いた部屋」。はじめて聴きましたが、この女性ボーカルの傍らをスーッと何かが通り過ぎていくような浮いた歌い回し。瑞々しくて乾いていて、懐かしい昭和のムード歌謡みたいな歌声には驚きました。

さてそんな夏もそろそろおしまい。夏の終わりに感じるよくわからない寂しさは「来年もまたくるから、それまでお前さんたちも達者でな」なんて言い残して颯爽と去っていく、どこかフーテンの寅さんみたいなところがありますね。…ということをずっと思っておりました。

あがた森魚 『水晶になりたい』 

あがた森魚、「水晶になりたい」(1985年)。
宮沢賢治の『…そういうものに、わたしはなりたい』みたいな歌。
しみじみとした言葉にまったりした曲調なんだけど、癒し系の歌とは違う。
子供のように無邪気なエネルギーを秘めた名曲。

   水晶になりたい』  詞・曲:あがた森魚

  水晶になりたい 
  地面の中から顔をのぞかせて
  歌をうたっていたい
  時々とおる旅人たちに
  歌をうたっていたい
  ひろがる大空いっぱい
  水晶になりたい
  地面の中から顔をのぞかせて

  水晶になりたい
  地面の中 体もぐりこませ
  歌をうたっていたい
  時々とおる旅人たちに
  歌をうたっていたい
  ひろがる大空いっぱい
  水晶になりたい
  地面の中 体もぐりこませ

  どうしてあんなに
  青い空の上

あがた森魚 「20世紀漂流記」

漂流記 (2)
あがた森魚 「20世紀漂流記」 2001年編集。
1972年から2001年まで、30年のベスト盤(全15曲)。

とても多作なミュージシャン。なのでベスト盤だけ聴いて済ませてます。
だからたいしたこと書けないんですが、すごくいい編集で旅愁あふれる楽曲が絶妙に配置されています。
初期の頃は鈴木慶一ら「はちみつぱい~ムーンライダーズ」の面々が一緒に演ってますね。

90年代の半ばに、ドラえもんが「どこでもドア」で何処かの桟橋に連れて行ってくれるクルマのCMがありました。
そこでこのベストにも入ってる『キットキット!!遠く遠く!!』(作曲は小杉保夫)がお茶の間に流れました。
♪「どこへ行ったのだろう、遠く遠く遠く…」ってやつ。
コーラスは「ザ・キングトーンズ」、これはいい曲でした。

このベスト盤はとても丁寧な解説が付いていて、インタビュー形式の詳しい曲目紹介の他に、音楽仲間や作家がコメントを寄せています。
正体がよくわからないあがたさんですが、でもほんの少し正体がわかりそうなことを細野さんが言ってます。

そのまま転載します。
『もはや詩は音楽だ。空間に響く言葉。それは声ばかりではなく響きそのものだ。詩人はだから歌う。歌い続ける。それが何処に届こうと届くまいと。
だがひとたび発せられた音響は無限に連鎖し、空間を時間を超えて偏く拡散していくだろう。そして大地の一部となり、やがて草木の糧となるだろう。
それでいいんだよね、あがた君?』(細野晴臣)


このアルバムで名曲『いとしの第六惑星』や『百合コレクション』に出会いました。理由はよくわからないんですが、これらの曲を聴いてるとじんわりとした元気が出てきます。聴いてよかったと思えるアルバムです。
このところ「旅」に出てなかったな、と思っている方々にぜひ。
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