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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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ショーシャンクの空に

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「ショーシャンクの空に」 フランク・ダラボン監督 1994年公開。
原作:スティーブンキング

◆ネタバレ含みます(とっくに観てますよね)

賛が10、否が1くらい評価の高いフランク・ダラボンの最高傑作。
冤罪で牢獄に入った主人公(ティム・ロビンス)が脱獄するまでの数十年間を描く。

基本パターンは、少々かったるいエピソードを続けた後に、とっておきのシーンをもってくる構造。しかしながら、この映画に映像のすごさや息を飲むようなシーンはほとんど無い。ストーリー、設定とも実に都合良く無責任で調子いい。ケチをつけてダメ出しし易い映画。
でも、そんなことは監督自身、百も承知。
そんなマイナス要素をすべて飲んででもショーシャンクは観るべき1本ですね。

序盤の名シーン 「労働の後の一杯のビール」
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このシーンだけでも、心の棘が一瞬でも解凍したかのような清々しい気分を味わうことが出来る。
「自由・希望」がテーマであることに違いないが、それよりも、誰も明日のことなどわからない、だからこそ「今がすべて」と言っているような気がします。

ラ・デュッセルドルフ 「VIVA」 

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ラ・デュッセルドルフ 「VIVA」 1979年リリース。
ハンマービート、人力テクノの傑作。

最初から話が逸れて恐縮ですが、以前とある本でクラフトワークの名曲「ロボット」が、わらべ唄の「あんたがたどこさ」に似ている、というのを読んで、なるほどなーと可笑しくて感心してしまったことがあります。
そう言われれば「あんたがたどこさ」って、どこかハンマービート風にも聴こえてきます。
クラフトワークのYMOへの影響力云々よりも、まったく出所が違うものが何故か似てるっていう方が面白い論文書けそうですね。

さて話をもどして、
初期クラフトワークのメンバーだったクラウスディンガーによるノイ直系のバンド、「ラ・デュッセルドルフ」。好き嫌いがかなりハッキリ分かれるサウンドだと思います。最初、ちょっと苦手なタイプの音でした。
発売当時「やっちまったよ、買うんじゃなかった」ってのが最初の印象。
しかしどういうわけか、繰り返し聴いていると、この並外れたスロットル全開な近未来感覚がかっこ良く聴こえてくるんですね。

このアルバムでは20分近い大作(アナログではB面全部)、「2000年のチャチャ」が最大の聴きもの。圧巻、そして異彩。
レッドゾーン振り切って、クラウスディンガーはいったいどこまで行ってしまうのか状態。

美しき音楽の調べよりも、ドンドコ鳴り響くエンジンの音を好むって方にオススメです。

「ヘッドポータープラス」 ミリタリーウォッチ(雑誌の付録)

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HEAD PORTER PLUS ミリタリーウォッチ。中国製。

衝動買い。 720円也。
いま発売中の雑誌(宝島社 smart 3月号)の付録。
この雑誌は初めて買いました。
若者向けで読む記事が無いんですが、時計が気になっちゃって・・・。

ケース径33mm、時計バンド幅18mm、なので気持ち小ぶりです。
付属バンド 色:アーミーグリーン
風防はドーム型ではありません。

いまどきこの値段じゃ時計バンドもなかなか買えませんし。
遊びで着けるにはいいかも(クォーツ・生活防水・蓄光)。

電池(作動1年)交換可能って書いてあるけど、基本使い捨てでしょう。
好みの問題ですが、付録にしては「使える」って思いました。
まあ、この手のものは細かいことは言いっこ無しってルールですね。

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<ご参考>自前のバンド(黒)に交換してみました。

 七人の侍 

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「七人の侍」 黒澤 明監督 1954年公開。
(左から)
勝四朗 ・ 七郎次 ・ 久蔵 ・ 勘兵衛 ・ 五郎兵衛 ・ 平八 ・ 菊千代。
木村功・加東大介・宮口精二・志村喬・稲葉義男・千秋実・三船敏郎。

映画のあらすじや感想は控えます。

初公開からもう59年になります。
演じた俳優陣は亡くなってしまったけど、多くの人の心に今もなお、侍たちは生き続けています。あの日の勢いのまま。

最後のこの決戦も。
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撮影期間は1年に渡ったそうで、この戦闘シーンは2月の厳しい寒さの中での撮影だったそうです。
その時の志村喬の懐古話が、すごくふつうなんですけど、味があっていい感じなので、ぜひご一読ください。

そのまま転載します。
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「おっとっとー、俺のこと忘れてねーだろーなー、おいっ!」
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久しぶりにまた観ませんか。

マーティン・デニー 「エキゾチックサウンド」

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マーティン・デニー 「エキゾチックサウンド」。
(写真はヤン富田氏選曲による29曲入りベスト、1988年リリース)

ビートルズやライクーダーをも凌ぐマストアイテム、マーティンデニー。
「あら・・きてたの、いらっしゃい・・・」風なエキゾチックなお姉さん。
この傑作ジャケットは、CDではなく是非ともレコードで持っていたいものです。

最初のリリースは1950年代後半。
日本では「最高にオシャレ」とか、ファッションの一部として紹介されることが多かったけど、どちらかというと、ちゃぶ台でお茶でもすすりながら、座布団マクラで寝っころがって聞いたほうが気分です。
マーティンデニーの音楽のどこがいいのか、たぶん「間」だと思います。
日本人が持っている「間」と同じような。

1990年ころ来日(東京渋谷クラブクワトロ)。
うす暗いジャングルみたいなステージだったと記憶してます。皆さん本当に待ち望んでいた(会いたかった)ようで、開演前のザワザワした雰囲気がすごく良かったですね。このとき80歳くらいだったでしょうか。とてもとてもお元気でした。

名曲「クワイエットヴィレッジ」等で聴かれる鳥の声、あれってパーカッションの方がやってる声態模写だったこと、この時初めて知りました。
あたたかい拍手喝采なコンサート。
もちろん「ファイアークラッカー」もね。

P-FUNK 「この世はまったくグルーヴィ」他

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P-FUNK 1976年~80年のファンク入魂(入門)アルバム。
同じメンバーによる二つのバンド、パーラメントとファンカデリック。
ジョージ・クリントン率いるファンク軍団は、世の中のピュアな部分と汚れたものを同時に表現しようと試みる頼もしきオヤジ達。

その昔、トーキングヘッズがきっかけでP-FUNKを知りました。
78年頃から、音楽評論家小倉エージ氏がヘッズとP-FUNKの共通項として、リズムの面白さを指摘していたんです。スルドイですね。
その後ヘッズは、バスタジョーンズやバーニーウォーレルを連れて来日。
これは強力、と遅まきながらファンクに目覚めた次第。

90年代初めに神奈川県川崎クラブチッタでライヴを観ました。
一部がブーツィーコリンズで、二部がP-FUNKオールスターズ。
一部二部合わせて5時間を超えていたと思います。途中、疲れてロビーで休憩する人、終電が間に合わなくて帰ってしまう人。それでも終わらない怒濤のファンク。彼らの絶頂期はとうに過ぎていたとはいえ、元々のパワーが違うんです。

メンバーが日本の信号機の音色にバカウケ、なんて話を聞くとファンクって深いな~と。

写真の4枚の中では、特に右上の「ワンネイション・アンダー・ア・グルーヴ」(1978年リリース)をよく聴きました。邦題が「この世はまったくグルーヴィ」だったと思います。
ファンクって何?、少しかじるには最適なアルバムです。

遠藤賢司 「純音楽一代」

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遠藤賢司 「純音楽一代」 2004年リリース。
デビュー35周年記念、2枚組35曲入りベスト。

遠藤賢司という音楽家をざっくり知るには好盤。音もいい。
好みがはっきり分かれる曲も多いけど、気に入った曲は、おそらく今後ずっと聴き続けることになります。
遠藤賢司の唄はそんな音楽の持つパワーが全開です。
特に、初期のバックメンバーは「大滝詠一を除くはっぴいえんど」、味わいあります。

もう一昨年のことになりますが、武蔵野美術大学で「中村とうようコレクション展」という催事があって、それを拝見した際、数々の貴重な民族楽器と一緒にアナログレコードも壁一面に展示してありました。
そんな中、日本のミュージシャンで選ばれていたのが、遠藤賢司の「niyago」(1970年リリース)。ひそかに胸熱くなった思い出があります。

さて、昨年の大晦日は美輪明宏「ヨイトマケの唄」が評判になりましたが、それに勝る曲はなんだろって思ったら、もう遠藤賢司しかいませんね。

曲はもちろん「夢よ叫べ」。このベストにも収録されています。

ゆらゆら帝国 坂本慎太郎

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ゆらゆら帝国 「空洞です」 2006年リリース。
今の世の中の一面を「空洞」という一言で表現しきった名盤。

ゆらゆら帝国を聴いたのは、このアルバムが初めてです。
リリースの翌年の2007年でしたか、それまで、ずっーと聴かず嫌いだったんです。なにか得体の知れないバンドって感じがして。
でも、「空洞です」の評判があまりに良くて、じゃ聴いてみようか、となったわけです。

聴いてびっくり、当時よく聴いていたジャーマンロック(カン、ノイなど)に似た印象でした。ハンマービート風の曲もあって。こんな音を出すバンドが日本にいたのかと。
そこから他のも遡って聴いていったんですが、激しい曲でもやさしい詩が多いのが印象的でした。

その後、東京日比谷野音でライヴを観ました。
評判通りのMC無し、アンコール無しの正しいロック。
で、2010年に解散。これ以上の物は作れない、と。
確かに「空洞です」はそういう音かも知れません。


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2011年、坂本慎太郎のソロ「幻とのつきあい方」。
こちらも必聴盤。
ウエストコースト風サウンドの中に、激動の年への想いが全体を覆っています。
マヌ・チャオのように「次の停車駅は(希望)」、と言っているような。

アーケイド・ファイア 「フューネラル」

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アーケイド・ファイア 「フューネラル」 2004年リリース。
傑作デビューアルバム。

彼らのこれまでの3枚のアルバムの中で、やはりこのデビューアルバムがずば抜けて素晴らしい。これが最高傑作になってしまうのかと勘繰ってしまうほどの出来。
一時期のトーキングヘッズを想起させる楽曲、そこにどこか凛とした空気が見事に混ざりこんでる。

泣きメロ連発のくせに、非常に潔くこれっぽっちも未練が無い。
大袈裟にやり過ぎる部分も含めて、なぜか妙に説得力あり。
激しい感情の中で、とんでもない覚悟をしてしまったかのような曲。

未聴の方は是非これからでも。少し勇気をもらえますよ。

(ボーナスCDが付いた日本版は早くに完売したみたいですが、
名曲「ブラジル」をカバーしてます)

「冒険者たち」 ジョアンナ・シムカス

説明不要の名画ですが、久しぶり、何度目かの再見。
    なんとなく正月に合います。
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ロベール・アンリコ監督 「冒険者たち」 日本公開1967年5月。
アラン・ドロン(マヌー)
ジョアンナ・シムカス(レティシア)
リノ・ヴァンチュラ(ローラン)

ストーリーそのものより、雰囲気がテーマになってる映画って、何度も観ていると粗が気になってしまうものが多いんですが、これは別格。
ブルーレイがおすすめ。 色合い、伝わりませんが出だしからコレです。

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観終わって、やっぱりいいものはいいですね。
特典映像にフランソワ・ド・ルーベ(あの音楽の作者)の一風変わったドキュメンタリーも入っていて必見です。
ルーベのCD持っていたんですが、いま行方不明で紹介できず残念です。

話は逸れますが、京都に「レティシア書房」という小さな古本屋があります。
昨年、おじゃました際に伺ったところ、この映画から名付けたそうです。
やっぱそういう人っているんだな~と、なんだか嬉しくなりました。

ミニ・オール・スターズ 「ララマン」

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ミニ・オールスターズ 「ララマン」1986年リリース。

カルブ海、ハイチのレコードレーベル「ミニ」。
ミニレーベルのミュージシャンが集まったのが、ミニオールスターズ。
この傑作アルバムの中でも是非聴いておきたいのが、タイトル曲「ララマン」です。ウネリ弾けまくる、踊れて気持ちのいいミニオールスターズ最高のナンバー。

その曲中、カリブ海周辺のミュージシャン達の名が、声高々に次から次へ呼ばれていきます。
そのかっこ良さったらありません。
スティービーワンダー ・ ボブマーリー ・ マイティスパロウ ・ マヌディバンゴ・ミリアムマケーバ・そのほか大勢・・・。いったいどんな人達が呼ばれているのかなと。

解説を読むと、プロデューサー曰く、

名前を呼ばれるのは、
  「魂(スピリット)を忘れていないミュージシャン達であると」


♪♪今年もいい音楽にたくさん巡り合いたいですね。  
♪♪今年もよろしくお願いしまーす。
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