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Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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デヴィッド・リンチ監督 「ストレイト・ストーリー」

     straight story (1)
「ストレイト・ストーリー」 1999年公開。
主演:リチャード・ファーンズワース

<実話に基づくストーリー>
主人公の名はアルヴィン・ストレイト、73歳。
10年前に仲違いした兄の健康状態が良くないことを知る。
兄に会って和解したいと願う。
でも、兄は560キロも離れた町に住んでいる。車の運転は無理だ。
小型トラクター(写真)なら運転できる。それで行こう。
道中いろんな出会いがあって、どうにか無事に兄と再会を果たす。
二人は満天の星空を静かに見上げる。

   ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

感動の話だけど、あまりにも直球勝負な展開にがっかりしたリンチファンも多い。脚本はリンチではないにしても、何故こんなにも義理人情あふれるベタ話を撮ったのか。賛否が分かれた。

そして公開から10年も経って忘れかけていた頃、ひとつの仮説として興味深い解釈が雑誌に載っていた。

<大雑把ですがこんな内容です>
兄と再会を果たす。
しかしその兄は10年前の兄。最後に会った記憶の中の兄の面影。
これまでの出来事は全て主人公アルヴィンが最期に見た幻影。
映画の冒頭、アルヴィンは不吉な物音を立てて倒れてしまう。
生死を彷徨う最期の一瞬に想うこと。
叶うならもう一度・・・その純朴な想いを延々と画く。

   ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

こじつけと言えばこじつけです。でもヒネリ過ぎでもない。
そう見た方がすんなりする場面もある。夢と現実の境界線がわからないリンチの諸作を思えば「なるほど」って思えてくる。
そりゃ無いよ的な解釈ではあるけれど、この見方を加味することで魅力が増すことは確かです。
「ストレイトストーリー」というタイトルもなんだか謎めいて見えてくる。
次に観るときは、また新たな発見があるのかも知れません。

ブレイヴ・コンボのクリスマス 

001 (1)
ブレイヴ・コンボのクリスマス 1991年リリース。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」、ブレイブコンボはそんな庶民的なセンスあふれるテキサス出身のダンスバンド。
ポルカという馴染みの薄いダンス音楽が得意。そこに世界中のあらゆる音楽をブレンドして唯一無二の演奏を聴かせるブレイヴ(勇敢)なミュージシャン。

90年頃に何度か来日して、なんでもアリのバカウマ演奏を繰り広げていた。
誇張じゃなく演奏レパートリーは数千曲に上るらしい。
西条八十作詞、服部良一作曲の「青い山脈」までカバーしてしまう守備範囲の広さ。それがウケ狙いじゃなくて好きだからやっている。ある意味メタルやパンクより過激。

さて、そんな「ブレイヴコンボのクリスマス」アルバム。
クリスマスソング集なんてあんまり興味無かったけど、これは彼らの音楽性に惚れ込んで買った1枚。
最近あんまり売ってないけど、クリスマスレコードはこれ1枚あれば他に要らないって思えるくらいの傑作です。大袈裟に盛り上げないし感動の押し売りも一切無し。脇役に徹するかっこよさ。
この季節、巷に氾濫するクリスマスソングにはウンザリという方もこれならイケるんじゃないでしょうか。

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当時の来日チラシ、まだチケット代もお手頃ですね。

ルー・リード

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10月27日、日曜の朝、一人のアーティストが他界した。

ロック界で一番黒のTシャツが似合う。
鍛えた体格は鉄人を思わせた。
70年代頃、パチンコがお気に入りという実話(と思う)があった。
プロレスラー、鉄人ルーテーズと妙に似通った名前であることも偶然にしてはおかしかった。その気になれば気に入らん奴をバックドロップで沈めていただろう。

物語を詠む声がそのまま歌になったような曲が好きだった。
「さて、キャロラインの話をしよう」とか、
「ところで、コニーアイランドを知ってるか」とか。
いつもそんな風に聴こえてきた。プロの語り手。

古いインタビュー。
「どういう風に曲はできるか?」の問いに
「説明するのは不可能。どうして曲ができるのか自分でもわからない」
と言っている。めんどうだからそう答えたようにも聞こえるけど、たぶんそれが偽りない真実なんだと思う。

『ワイルドサイドを歩け』。
古いロックファンなら知らない人はいない名曲。
「ワイルドサイド」は誕生して以来ずっと時代と共に歩き続けている。
そしてこれからも歩き続ける。息吹きが聞こえる曲だ。

最期の時間を共にしたローリーアンダーソン。
彼女とのツーショットは何時も穏やかでいい顔してた。
かっこよくてお似合いの二人でしたね。
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