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Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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ジュリー・クルーズ 「フローティング・イントゥー・ザ・ナイト」

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 「FLOATING INTO THE NIGHT」 1989年リリース。
詞:デヴィッド・リンチ
曲:アンジェロ・バダラメンティ
歌:ジュリー・クルーズ

 『この星をひとりぼっちで浮遊する夜に』

国内盤のCDにそんなキャッチコピーが書いてあります。
空虚なジャケットと原題そのままのコピーですが、このアルバムの雰囲気をうまく表してると思います。
夜中の1時をまわった頃に聴くと真価を発揮するサウンド。
重低音が響くオーディオで聴くのがオススメです。

全10曲とも作詞はデヴィッド・リンチ、そしてジュリー・クルーズのウィスパーボイス。
どの曲も「リンチワールド」と言ってしまえばそれまでですが、映画ほどアレコレ考えなくていいし、暴力的な描写もここにはありません。
60年代のガールズポップをベースにしたようなドリーミーな曲も入ってます(サントラ盤の『ツイン・ピークス』から3曲と、『ブルー・ベルベット』から1曲がこのアルバムにも収録されています)。

アンジェロ・バダラメンティが構築する深みのある音響は「眠気を誘うムード音楽」という人もいるだろうし、「眠れないほど美しい」という人もいると思います。ただリンチの映画と同じで、かなり中毒性の高い音楽です。
真夜中に一人で遠くまで行ってしまわないようご注意を。
甘美な中にも危うさを秘めてます。

そんな中から『I Remember』という曲の訳詞を。
リンチの詞はとてもシンプルで、どこか懐かしく郷愁的。
今読むと2001年に公開された『マルホランド・ドライブ』の片鱗をうかがわせるようなニュアンスが散らばっているように思います。

  『I Remember』 詞:デヴィッド・リンチ(訳:沼崎敦子) 

 あなたの歌を思い出す
 わたしに歌ってくれたその歌い方を思い出す
 いろんなふうに何度も何度も
 彼方の国にいて

 あなたの微笑みを思い出す
 わたしに向かって微笑むその笑い方を思い出す
 違う雰囲気で何度も何度も
 それはわたしの心の中に生きている

 これは夢かしら 現実かしら

 風がこんなにも楽しげで
 こんなにも暖かく感じられたことはなかった

笠井紀美子 「TOKYO SPECIAL」

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笠井紀美子「TOKYO SPECIAL」 1977年リリース。

やっと聴きました、38年前の話題作。
なんでこれを今頃になって聴いているかと申しますと、少し前にふと手にした「小林亜星CMソング・アンソロジー」っていう62曲入りのCM集がありまして、その中に笠井紀美子さんが歌うCMソングが入っていたのです。

その曲は日清カップヌードルの「ハッピーじゃないか」。
あの世代の方なら知らない人はいない曲ですね。
作詞は「昭和の巨星」阿久悠さん。
今あらためて聴くと、というほど大袈裟な話ではありませんが、この歌い方というか節回しにすごく味があって、1分40秒という短い曲ですがウォークマンで何度も聴いていたわけです。

♪(1番)常識っていうやつと おさらばしたときに
     自由という名の 切符が手にはいる
 (2番)古ぼけた頭には くもりがきてるから
     不自由という名の メガネに困ってる
  Oh ハッピーじゃないか~ My ハッピーカップ Oh My……


さて、そんな些細な経緯がありましての本作「TOKYO SPECIAL」。
やるな、と思わずにいられないタイトルですね。
作詞は全曲安井かずみ、作曲者はいろいろで、山下達郎、矢野顕子、筒美京平らお馴染みの名前も。
笠井紀美子さんはジャズボーカルのイメージが強かったんですが、これは当時のニューミュージック系歌謡AORみたいなポップなアルバムです。

リリース当時からその「大人」な雰囲気は群を抜いていたと思いますが、今聴いてもやっぱり「大人な女性」ですね。現在はサンタモニカで宝飾デザインの仕事をされてるそうです。
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