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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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パイドパイパーハウス 「70'sバイブレーション横浜」

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1975~89年まで東京の南青山にあったレコードショップ「パイドパイパーハウス」が、横浜赤レンガ倉庫内に期間限定で復活。…ということで行ってきました。
70年代の邦楽を中心に、個性あふれる時代の空気をみんなで楽しもう、という粋なイベントです。
◆会期:70'sバイブレーション横浜(2015年8月1日~9月13日)
    <終了しました>

「パイドパイパーハウス」は音楽好きの間では有名なレコード屋でした。
今回のイベントでの復活は「新星堂」が協力してるようです。
ショップ内は無料、展示スペースは有料で、写真撮影は一部OKでした。

▼展示スペース、まずYMOの機材が並んでます。ここは写真OK。
 空いていたので他のお客さんが写りません。
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▼140頁ほどのパンフレット(表紙は矢吹申彦さん)と、
 LPサイズのナイアガラトートを購入。
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▼パンフをめくると大瀧さん愛用のジュークボックスが。
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会場の一角にナイアガラブース(写真NG)があって、この重量感あるジュークボックスがヨッコラショといらっしゃいました。数々の展示の中ではこれが一番だったかな。
ジュークボックスの横には「ナイアガラムーン」の裏ジャケで、大瀧さんがいつも着ているチェックのシャツ(ボタンホールと裾のほころびに味わいあり)が一緒にありました。
それらが手の届くところにあったので、軽く手を伸ばして触れてみました。
このあたり、ミーハーな行動に終始してしまいましたが大目に見てやってください。

▼スズキコージさん描く「パイドパイパーハウス」のTシャツ(黒と白)もありました。買わなかったけどコレもいいね。
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▼あと、このパンフにはドラゴン輝くDVDが付いてます。
中身は、『ハリー細野&TIN PAN ALLEY in CHINATOWN』
ほんの10分ほどですが、1976年5月8日、中華街「同發(どうはつ)新館」で行われたライブ映像が楽しめます。
曲は「北京ダック」「香港ブルース」「蝶々さん」の3曲、それと細野さんのボソボソとしたMCが少々。以前からYouTubeにアップされているものと同じですがDVDの方が映像キレイです。
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…なにやらグッズの宣伝みたいになってしまいました。
入場料大人1200円(中学生以下は無料)はチト高いかなと思いましたが、はっぴいえんど系が好きな方には絶好の催しかと思います。

チャーリー・パーカー 『フィエスタ』

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チャーリー・パーカー 『フィエスタ』
録音:1951~52年(モノラル)。

チャーリー・パーカー(1920-1955)は15才でプロになったアルトサックス奏者。モダンジャズの神様、巨人と言われる。
この『フィエスタ』はラテンっぽい味わいで、ジャズはよくわからないというド素人(自分のことだけど)でも充分楽しめる名盤です。

パーカーは「バード」とか「ヤード」とかの愛称で親しまれた。
皿洗いのアルバイト時代に、店で働く特権としてチキン食べ放題というのがあったそう。そこでたらふく食べた、だから「バード」。空いた時間はいつも店の裏庭に出てサックスを吹いた、なので「ヤード」。…ほかにも諸説が多々あるようですが、今やどれもが伝説。
もちろんイギリスのバンド、ヤードバーズの名はここからきてる。
また、クリント・イーストウッドが88年に撮った「バード」はチャーリーパーカーの生涯を映画化したもので、劇中に流れるサックスはパーカーの本物の音を使った。

アルバム『フィエスタ』は「ラテンの祝祭」という意味合い。
短い曲が12曲(35分)、チャチャチャみたいな和む曲ではじまって、ラテンパーカッション(コンガ、ボンゴ)がずっと鳴ってる。
「ビギン・ザ・ビギン」のように広く知られているスタンダードナンバーも演ってます。サックスが歌うってこういうことなのかと、少しはわかったような気がします。
相撲界きってのジャズ通で知られる敷島勝盛さんはチャーリー・パーカーが大好きだそうで、それを知ってからパーカーの名前を見ると敷島さんを連想するようになりました。

むし暑い熱帯夜にも似合う1枚です。
もしビアガーデンのBGM係をやることになったら(そんなことはなかなか無いと思うけど)、『フィエスタ』をエンドレスで回してください。
これを聴けば丸いお月さんもニッコリ微笑むかもね。

松岡直也&ウィシング 「The Wind Whispers」

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松岡直也&ウィシング「The Wind Whispers」 1979年リリース。

70年代後半のフュージョン。
あの頃はフュージョン、クロスオーバーというジャンルがもて囃されていた。あまりのめり込むことは無かったけど、ベタなやつをひとつふたつ聴きました。まあ正直言うと少々かったるく聴こえちゃって、どこがどう良いのかもよくわからなかったけど。
このアルバムも当時チラと聴いたけど、それほど印象に残らなかった。

ところがこれ、今聴くとすごくいいんです。
さらっとして、しつこくなくて、ごり押しもしない、すごくオープンな雰囲気なのにちょっとシャイで行き過ぎないセンス、なにかいろんな要素が全部「これくらいがちょうどいい」って感じです。
この蝶ジャケも今見るといいね、昔はなんとも思わなかったのに。
「The Wind Whispers」のフォントも古くさいなあと思いながら、いいなあと思う。

ついでながら、この蝶は鹿児島や沖縄あたりに生息するツマベニチョウという名前の大型種で「幸せを呼ぶ」って言われる蝶です。
この夏、そちら方面に行く予定がありましたらぜひ、見つけたらなにかイイコトありますよ。飛ぶのけっこう速いらしいんですが、しっかり追いかけてください。

さて、アルバムは全7曲、オールインストのラテンフュージョン満開です。
松岡さんは当時42才、ウィシングのメンバーはまだ30才手前ごろ、みなさん元気ハツラツの頃でしょうか。
村上秀一、土岐英史、ペッカーほかタフな職人ミュージシャンが顔を揃えてるけど、なんたってギターが大村憲司です、うれしいじゃありませんか。
加えてスペシャル・ギタープレイヤーとして高中正義が参加してます。
一曲目(A Season Of Love)から大村&高中のソロが交互に出てきて楽しめます。

松岡さん大村さんの熱きプレイは今ではこういう形でしか聴けなくなってしまったけれど、「風のささやき」は今ごろになって届きましたよ。
あのころの夏って、たしかこんな夏だったかなと、そんな気がします。
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