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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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小津安二郎 メモリアル・アルバム

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小津安二郎 メモリアル・アルバム 1993年リリース。

秋刀魚の美味しい季節。
小津作品は全部を観ていませんが、はじめて観たのはサラリーマン役の笠智衆とその娘役で岩下志麻が出てくる「秋刀魚の味」でした。
秋刀魚はいつ出るのかと思いましたが出演しておりません。
英語タイトルは「An Autumn Afternoon」、人生の秋のような話。
監督はこれを撮った翌年、60歳の若さでお亡くなりになったことは後になって知りました。

小津安二郎(1903-1963)
誕生日と命日が同じ12月12日。このことは偶然にしてもなにかとても小津監督らしく感じられて不思議です。
お墓は北鎌倉の円覚寺、墓碑銘には一文字「無」とだけ掘られているのは映画ファンには有名な話。

さて、写真のものはDVDではなくサントラ(再録)盤。
「秋刀魚の味」ではじまる9曲。派手な曲はひとつもありません。控えめでほんの少し陽気、雰囲気の似通った曲が並んでます。作曲は斎藤高順。
脚本家、野田高梧によると小津監督は「音楽は映画の流れをなめらかにする潤滑油」と考えていたそうです。
音楽だけ聴いているのはちょっと退屈なんですが、このどこか清々しさの残るメロディーを聴いて映画を再見すると「潤滑油…なるほど」とわかります。

<曲目>  
 1. 秋刀魚の味 主題曲/ポルカ/終曲
 2. 秋日和 主題曲/ポルカ
 3. 早春 主題曲
 4. オルゴール「秋日和」より
 5. 東京物語 主題曲/夜想曲
 6. サセレシア「早春」「東京暮色」「彼岸花」より
 7. 浮草 主題曲/ポルカ
 8. 彼岸花 主題曲
 9. 祭囃子「浮草」「秋日和」より
 
小津映画は秋が似合いますね。
「侘び寂び」「ノスタルジー」「庶民の善意」とか、そんな言葉では表現しきれない美。こんな映画があってよかったなあと思います。

…今日の晩飯は秋刀魚の塩焼きに決定です。

パリス 「ビッグ・タウン2061」

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パリス 「ビッグ・タウン2061」 1976年リリース。
 ボブ・ウェルチ(ギター、ボーカル)
 ハント・セールス(ドラムス、ボーカル)
 グレン・コーニック(ベース、キーボード)

そのむかし、「パリス」という名のいかした三羽烏がおったそうな。
活動期間は短かったと聞いておる、これといったヒット曲にも恵まれなかったようではあるが…。
いつからかパリスは「ロック昔話」となって、今も巷のあちらこちらでその名を耳にする、なんてことはまったく無いのだけれど、ごく一部に根強いパリスファンが潜んでいることは未確認ながらも確かなことのようである。
「PARIS」という洒落た名前、ジャケットも気の利いたデザインだった。

パリスをはじめて聴いたのはFM放送だった。
このアルバム収録の「Heart Of Stone」がかかった。シングル向きのカッコいい曲だ。でもLPを買おうと思うほどではなかった。
当時「ハードロックはもういいや」と思っていた。時代は西海岸だ。ラジオを点けるときまって「ホテル・カリフォルニア」が流れてきた。

そのあと、間もなくしてニュー・ウェイヴがワンサカやってきた。
そのイケてる波に乗り遅れてはならぬぞ、と心ひそかに思ったものです。
その頃パリスはいつの間にか解散、ボブ・ウェルチはソフト&メロウみたいなことをやってソロでヒット作を出していた。

時は流れましたが、ふと「パリス聴いてなかったなあ」と思うことがありました。でもCDショップにパリスはいつもありませんでした。
ところが「パリスはもういいや」と思っていた頃に中古盤を見つけました。探すのをやめた時に見つかることもあるってやつです。
この時はリリースから30年近くも経っていましたが、ここで買い逃すと更にまた30年の時が過ぎてしまうのかと思うと気が遠くなりました…、買うしかありません。

そんなどうでもいいパリスの思い出がありましての、セカンドにしてラストアルバム「ビッグ・タウン2061」であります。
ロックらしいロックと言うのもヘンですが、近未来的でちょっとSF風な、ハードでポップでソリッドなロックアルバムです。
ボブ・ウェルチとグレン・コーニックはもう逝ってしまいましたが、『パリス、よかったよね』なんて言ってる輩が今もいるわけです。
(2013年 再発されました)

林家三平 「メモリアル・ベスト」

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林家三平「メモリアル・ベスト」 1992年編集(廃盤)。

林家三平(1925年-1980年)
「どうもすいません」「もう大変なんすから」「そこの坊ちゃん聞いてください」「こうやったら笑って下さい」「これのどこが面白いのかと言いますと」「身体だけは大事にしてください」などなど、茶の間を明るくした昭和の爆笑王、エンターテイナー林家三平です。
そんな三平さんは歌も大好き。有名なのはやっぱりコレ(お客さんの笑い声も聞こえます)。

  ♪好きです ヨシコさん  詞:門井八郎 曲:天井正
好きです 好きです 好きです 好きです ヨシコさん
こっち向いて いいじゃないのさ 
なぜ逃げるのさ こっち向いて
好きです 好きです 好きです 好きです Woo ヨシコさん
キスさせて いいじゃないのさ
なぜ逃げるのさ キスさせて(これで33ですよ今年)
好きです 好きです 好きです 好きです Woo ヨシコさん


(これで33ですよ今年)、のところは何度聞いてもおかしい。
このアルバムは三平の次男(二代目三平)が亡き父の歌をまとめたもので、レコード化したという7曲に、未発表の音源(デモみたいな曲もあり)を加えたそうです。全20曲。
小粋で洒落た歌が好きだったようで、聞き覚えのあるタンゴやシャンソンをたくさん歌ってます。どれも素晴らしい歌声で…、とはいきませんが、人前では決して本音を見せなかったという三平さんの隠れた魅力が伝わってくるような気がします。

キャンディーズも歌った「ふりむかないで」を歌ってます。オリジナルはザ・ピーナッツ。ここではザ・ピーナッツのお二人が裏方に回って楽しそうにコーラスをつけてくれます。
多くの方が歌うシャンソンの名曲「幸せを売る男」もあります。
幸せを売るなんて、三平師匠そのものですね。
この曲はいろんな歌詞があるようですが、こんなふうに歌ってます。

  ♪幸せを売る男 (Le Marchand De Bonheur)
甘い恋の風に乗って 私はゆく 遠い空へ
いかがですか 甘いシャンソン いかがですか 笑い声は
私どもの商売は 幸せを売る商売
暑い夏も 寒い冬も 歩き回る仕事
あなた方が 恋や愛や 笑い声を 忘れた時
私どもを 呼び止めれば お代などは いりはしない
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