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Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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ニール・ヤング 『トランス』 

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ニール・ヤング 『トランス』 1982年リリース。

ニール・ヤングのアルバムは全部を聴いていませんが、初期の名盤『アフター・ザ・ゴールドラッシュ』と『ハーヴェスト』は今もたまに聴いてます。

で、趣はかなり違いますが最近は『トランス』が気分です。ニール・ヤングがテクノをやってる問題作です。
数あるニール・ヤングのアルバムの中でも(たぶん)人気の低いアルバム。
代表作とは言えないだろうし、邪道の一言で片付けるファンも多い。でもこれもまたニール・ヤングである、という好意的な見方も少なくない。

もし北島三郎さんがテクノで「まつり」をやったら「帰ってきて、サブちゃん」と言われるだろうし、八代亜紀さんが耳元でヴォコーダーで歌ったらそれはもう悪夢としか言えない。でもニールはやってのけた。
まあエレポップ全盛の頃だから面白がってやってただけかも知れないけど。

聴けばかなりダサい音だったりするけど、時が経てばダサさも味になる。ニール・ヤングだからこれでいいのだ、と思わせるところが強み。
飛ばしたくなる曲もあることはあるんですが、でも飛ばしません。

全9曲中、6曲をヴォコーダーで歌ってる。
障がいのある次男との心の会話を歌ったと言われる「Transformer Man」、この曲がこのアルバムの主題と思う。それとバッファロー時代の名曲「Mr.Soul」をテクノヴァージョンで再演してる。これは元歌がいいのでテクノでやってもやっぱいい曲ですね。

何をやろうがニール・ヤングはニール・ヤング。まだ聴いてないニールのアルバムがけっこうある。その中に自分にとっての最高傑作が隠れてるんじゃないかと思えてきます。

セイラー 『トラブル』

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セイラー 『トラブル』 1975年リリース

70年代の半ば、とある田舎の港町…、
夜な夜な船乗りや水兵たちが酒を交わし管を巻く馴染みのバーがあった。
そのバーには「セイラー(船乗り)」という4人組の専属バンドがいた。
そんな架空の物語を引っさげて、10ccとロキシーを混ぜて薄めたような楽曲で売り出したイギリスのモダンポップバンドの佳作。
10ccほど毒は無いけど、「裏オリジナル・サウンドトラック」みたいな仕上がり。

全10曲30分のアッという間の世界一周航海。
香港行ったりパナマ行ったりジャマイカ寄ったり、曲ごとに場面がコロコロ変わる。インスタントな異国情緒、でも作りは丁寧。

プロデュースはワイドスクリーン・プロダクション(ルパート・ホームズとジェフリー・レッサーのご両人)。
映画好きの二人が制作に関わったアルバムは、「WIDE SCREEN」のロゴが地味に輝いていた。
sailor b
▲裏ジャケ、左下に青字でWIDE SCREEN

ひと昔前のB級映画を観てるようなアルバム『トラブル』。
ラストは「The Old Nickelodeon Sound」(懐かしきニッケルオデオンの響き)というノスタルジックで華やかで少し寂しい、遠い思い出のような曲で終わります。
名画「ニュー・シネマ・パラダイス」ではないけれど、いつの間にか消えてしまった下町映画館の名残のような曲です。
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