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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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『Pacific』 オムニバス盤

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『Pacific』 1978年リリース。

80年前後にCBSソニーが「サウンドイメージシリーズ」というフュージョン物をリリースしていた(全部で6枚)。
その第一弾がこの南太平洋の島々を音で綴った『Pacific』でした。
いつの日にかこんなとこに行ってみたいというジャケットであります。

細野晴臣、鈴木茂、山下達郎が曲提供。浅井慎平のポスターが付いてそこそこ話題になってまずまずの好セールスだったように記憶してます。
所詮企画モノではありますが、南洋に浮かぶナントカ諸島を地図上で眺め、行くならせいぜい東海汽船で伊豆七島止まりの身にとっては、とても楽園トロピカルなアルバムでした。
ふた昔前の旅行会社の販促用BGMっぽい雰囲気もありますが、時代は永井博や鈴木英人のイラストが大人気のころ。これはこれでバッチグーだったんですね。

そんなわけで梅雨も明けて夏本番、久しく聴いてませんでしたが、かき氷でも用意して波の音も涼しげな山下達郎の「ノスタルジア・オブ・アイランド」を聴いてみましょう。この曲はPartⅠ~Ⅱの二部構成で10分近くありますので、かき氷と奮闘する時間と合います。
かき氷は流行りの口の中でフワフワ消えちゃう高級なやつより、ガリガリの氷に安いシロップでお願いします。この夏はレモン味がオススメです。
食べ終える時間を勘案しつつ、曲のエンディングとピタリ合わせるのが最良の聴き方となりましょう。
しばしの間クーラー止めて窓全開。できればクリアなCDよりも使い古しのカセットテープが気分です。

ロイ・オービソン 『ゴールデン・デイズ』

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ロイ・オービソン『ゴールデン・デイズ』、2001年編集のベスト盤。

映画でも音楽でも見聞きする前に何かしらの予備知識が入ってしまうものですが、87年公開の映画『ブルー・ベルベット』は例外的に主役が誰でそれがどんな映画なのか、何も知らないまま観ました。

何度も観たという方も気分が悪くなったという方も少なくないと思いますが、異常に怖く不気味で非道な裏側を覗き見る、過激な映画。
願わくばお近づきになりたくない登場人物ばかり、特にディーン・ストックウェルが突としてロイ・オービソンの名曲「In Dreams」を口パクで歌う一幕、このキワモノ的にキレた怪演は驚きを超えてショックに近いものがありました。

一般にロイ・オービソンというと、ジュリア・ロバーツ主演の映画でも使われた大ヒットナンバー「Oh,Pretty Woman」が有名ですが、『ブルー・ベルベット』を観て以来、このノリノリの曲でさえ何かしら不穏な空気に包まれて聴こえるようになりました。でもそれは嫌な感じではなく、謎めいた心地良さみたいな、魅力が増して聴こえる感じです。

そんなわけで、歪んだリンチ映画のおかげでオービソンの歌はどれも屈折して聴こえるようになってしまったわけですが、それでもたまに聴いてはその美しい歌声に隠された危うい夢を見せてくれるような、ちょっと他にないゾクッとする感覚が同居しているミュージシャンです。

多くのミュージシャンから憧れ慕われたオービソンは88年、52歳の若さで急逝。この年、覆面の意味を理解する気もないような覆面バンド、トラヴェリング・ウィルベリーズ(Vol.1)でジョージ・ハリスン、ボブ・ディランらと楽しくゴキゲンなアルバムを制作している。
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