FC2ブログ
プロフィール

ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
リンクフリーです。

ありがとうございます
最新トラックバック

『細野晴臣 録音術』 鈴木惣一郎 著

録音
『細野晴臣 録音術』 鈴木惣一郎 著 2015年12月発行

細野さんのソロ諸作の録音に携わった7名の裏方さん(エンジニアの方々)のインタビュー集。もちろんみなさん録音のプロ、当時のフォーク、ニューミュージック、ロックの名盤に深くかかわる裏方さん達です。
で、細野さんの宅録デビュー作『ホソノハウス』から近作『ヘブンリー・ミュージック』までの40年に渡る活動の中から11枚の作品について、リリース順に当時を振り返るという構成。大瀧さんの逸話もチラホラ出てきます。
インタビュアーは全て鈴木惣一郎さん。

録音に関する技術的なノウハウはわかりませんが、エンジニアになったきっかけ、当時の音楽業界、細野さん(または細野ちゃん)との出会いみたいなざっくばらんとした話が楽しい。みなさんいかにも職人気質なサバサバした話しぶりで、読むとまた旧作から順に聴きなおしたくなります。
また、細野さん自身も各アルバムの思い出を語っていて、技術屋と音楽家のそれぞれの話がリンクして面白く読めます。
一般の音楽本には載らないような資料や写真も豊富。

そんな中でハリーが語る『泰安洋行』から一部を抜粋させていただきます…。
『泰安洋行』の中でも特に「ルーチューガンボ」は予想を超えた仕上がりになったそうで、鈴木さんが「佐藤博さんとの出会いも大きかったんじゃないですか」と伺うと、
td.jpg
「何ができるかではなく、何ができないかで、物事は決まる」と。

余談ですが、文中に出てくるリンダ・キャリエールのアルバムは、ティンパンアレイ系の豪華な顔ぶれが揃うごった煮AOR(らしい)で、完成後にお蔵入りに。今も「聴きたいなあ」とファンが待ち望む1枚。
YouTubeにその幻のアルバムから「Love Celebration」ほか数曲がアップされてます。

細野晴臣 『ヴジャデ』

 vujade (1)
細野晴臣『ヴジャデ』 2017年11月8日発売

新しめの音楽は全般にあまり聴いてないのにこんなこと言うのもなんですが、今年一番の話題作の登場です。…なんて意気込んでおきながらも実はまだCD買ってないんです。
たまたまレンタル屋にDVDの返却に行った際、「もう出てるんだ」と飛びついてしまいました。レンタルなので細野さんの楽しい曲目解説が付いてなかったのが残念ですが、解説は後々の楽しみにとっておくことに。

4年ぶり21作目の新作は初の2枚組。
<Disc1>Eight Beat Combo 8曲 25分
<Disc2>Essay 12曲 28分
収録時間からするとCD1枚に収まるけど、中身は1枚に収まらない。
1枚は前作に続いて細野さんの多彩なルーツミュージックのカバー集、もう1枚がオリジナル曲で構成。
再演してる「悲しみのラッキースター」は青葉市子さんとデュエット。

レコードをA面からB面にひっくり返すように2枚交互にくり返し聴いてます。2枚組にしたこともあってか、「HoSoNoVa」~「Heavenly Music」よりバラエティに富む印象。聴き込む楽しさもきっと倍増。
日に日に寒さが増しますが、とてもあたたかい時間が流れます。
Disc2のラストが美しい。

ロキシー・ミュージック 『THE EARLY YEARS』

early years
ロキシー・ミュージック『THE EARLY YEARS』 2000年編集盤。

♪Oh I was moved by your screen dream…(2HB)
「2HB」という鉛筆の芯のような暗号は「トゥ・ハンフリー・ボガート」であることはフェリーファンの皆さんは百も承知でした。
ボギーよろしくアクアスキュータムのトレンチコートを着てベルトをギュッと縛る。冷たい雨なんか気にしない。大人になったらそんな名場面のような経験が待っているのかと期待していましたが、いまだにありません。

さてそんな初期のロキシーを久しぶりに聴いてみた。ホントはこんな邪道な編集盤よりもオリジナルアルバムを通して聴くのがロキシーファンというものでありまして…、ってのが教科書通りでいいのかも知れませんが、なんだかそういうのもめんどくさくなってきた今日このごろです。

このアルバムはシングル含む初期の三作(72~73年)から代表曲をざっとひろってみました、というお手軽で安上がりな1枚。ジャケットのやっつけ感が気になりましたが、リマスター音源もまずまずかと。もともとロキシーはアナログ盤時代から音の良さでは定評がありましたね。
内容はいまさらですが、ポップでファンタスティックな近未来サウンド。シャナナとピンクフロイドを混ぜこぜにしたヘンテコな異星人全員集合…、みたいなこと言われてましたっけ。

選曲は1st・2ndはアナログのA面がメインで3rdはB面と、ざっくりそんなところ。まあ誰が選んでみたところでだいたい似たり寄ったりですかね。
early.jpg
全16曲、13曲目以降はイーノが何処かに行っちゃって、美青年エディ・ジョブソンが登場。
これにあとノリノリ「Would You Believe?」やフィルの「Amazona」あたりのニクイ小品をはさんでくれるとよかったんですが、もう収録時間いっぱいのようです。
検索フォーム
カテゴリ
QRコード
QR