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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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ユリイカ/エンケン

エンケン
ユリイカ エンケン総特集 2017.12.30発行

はじめて聴いたエンケンは、「雨あがりのビル街」だったか、それとも東京大好きな「東京ワッショイ」だったかと思います。
早いものでもうお亡くなりになって五ヶ月。
この本は昨年末に出た一冊丸ごと遠藤賢司で、縁のあった人たち30人ほどがそれぞれにエンケンを熱く語っています。いつものように図書館で借りてきました。

毎晩、寝る前にパラパラ読みました。BGMはエンケンをシャッフルで。エンケンに怒られそうですが深夜なのでとても小さい音量で。それでもエンケンを聴きながら読んでいると「そうだよな、そうだろうな」と思えるところがとてもよくわかるような気がしました。
湯浅学さんと岸野雄一さんの対談で「エンケンさんのどの曲にも風景と温度と湿度と匂いを感じる」、そして「どうだ、俺は勝ったぞ」なんていう歌は一曲もない、なんて話してる。それは誰もがそう思うことと思う。

日本語ロックの元祖は「はっぴいえんど」とよくいわれますが、大瀧さん自身は生前「日本語で最初にロックをやったのは遠藤くんだよ」と言ったのは有名な話。
これからも雨あがりの水溜りを見つけたらエンケンの歌声を思い出します。

♪水溜りの中で 大きく揺れた街 (雨あがりのビル街)

あきれたぼういず 『ぼういず伝説』

あきれた (1)
あきれたぼういず 『ぼういず伝説』 1993年編集
解説:瀬川昌久、野口久光、矢倉邦晃
監修:中村とうよう

録音:1938年(昭和13年12月)~1940年(昭和15年6月)
第1期:川田義雄、坊屋三郎、芝利英、益田喜頓
第2期:坊屋三郎、芝利英、益田喜頓、山茶花究

♪地球の上に朝が来る~~~

あきれたぼういず、といっても昨今の政界の人たちではありません。
なにが飛び出してくるのか予測不可能な素晴らしき芸達者集団、あきれたぼういずです。なにが素晴らしいのか説明の要らない楽しさ可笑しさ。
このCDはそんな前代未聞のボードビリアン「あきれたぼういず」関連の貴重な音源をズラリ並べた編集盤。全16曲78分のボリュームで、何度も聴き返して検証したかのような詳細な歌詞(台詞)付きです。

溢れまくるオリジナリティ、鋭い風刺、全編にみなぎるユーモア。
出てくる音楽はオペラ、ジャズ、シャンソン、タンゴ、ルンバ、童謡、浪曲、歌舞伎、活弁士、声帯模写、ポパイとオリーブ…あきれるほどなんでもありのゴチャ混ぜです。英語でお経を唱えるあたり、あきれたを通り越してあきれ果てた素晴らしさ。それでいて何をやっても下品にならず、すごく粋。 たくさんの人たちをただ楽しませたい、それを追求した真のエンターテインメント。

政界にもあきれたぼういずのようなプロフェッショナルな方々が参上して、ズバッとやってくれるといいんですけどね。朝はいつ来るんでしょう。

ケヴィン・エアーズ 『ディア・ヴュ』

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ケヴィン・エアーズ 『ディア・ヴュ』 1984年リリース。
(1944-2013)

ほんの何枚かしか聴いてませんが、大好きなミュージシャン。
バリトンボイスの吟遊詩人といわれ、太く低いいい声で歌う。シド・バレット、イーノらユニークなミュージシャンとも仲良しだった。

あれやこれやでギブアップしてしまうと放浪の旅に出る。島に渡ってしばしの隠遁生活を送り、癒えるとまた帰ってくる。
ケヴィンの心情は微塵もわからないけど、傍から見るとマネのできない自由人のような風情があって魅力的だった。ケヴィン・エアーズがいること、その存在が嬉しいミュージシャンだった。

69年のファーストソロ『Joy of a Toy』はサイケポップの名盤として人気が高い。その後80年代頃まではコンスタントにアルバムをリリース。
それ以降、アルバムの制作は減ったけど何度か来日もしていた。いま思えば一度でも観ておけばよかったなと思う。

『ディア・ヴュ』は80年代半ばにスペインのみでリリースされたミニアルバム。見てくれは海賊盤っぽいけど正式なやつらしい。後に訳詞付きの日本仕様もリリースされた。
全8曲。ブルースありレゲエありのスタジオライブっぽい乗りのロックンロール。通して聴いても30分ほど、あっという間に終わっちゃうけどとてもリラックスしたウォーミングアップのような演奏が楽しい。

タイトルの『ディア・ヴュ』はケヴィンの造語だそうで、当時移り住んでいたスペインのマヨルカ島のディアという地名とデジャ・ヴュをかけたそう。録音もこの島で行った。
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