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ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
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あがた森魚 『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』

agata (1)
あがた森魚 『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』 
2001年リリース(写真は2018年6月、再発盤)

大好きな先生。
誰しも忘れがたい思い出の先生が一人や二人いると思います。出来ることなら忘れてしまいたい先生もいらっしゃることと思いますが。

このタイトルにある「佐藤敬子先生」は、あがたさんが大好きだった小学校低学年時代の担任の先生だそうです。
アルバム冒頭で、佐藤先生とあがた少年の思わず笑ってしまうおかしなエピソードを歌う。それに続く曲もそれに導かれて物語のように綴られてゆく。

あがたさんは70年代頃までは佐藤先生に何度か再会していたそうで、でもその後ずっとお会いする機会がもてず、また会いたいという想いと並行して、佐藤先生は2000年の秋にお亡くなりになったことを知ったそう。
このアルバムのタイトル曲「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」はそのことをまだ知らずに作ったという。

アルバムは唯一無二の「あがたワールド」全開ですが、なんと6分におよぶ松田聖子さんの「風立ちぬ」のカバーが入ってます。聖子ちゃんのカバーというよりも、大瀧ナイアガラさんのカバーとして聴いた方がしっくりくるかもしれません(もちろん大瀧さんはこれを聴いてる筈ですが)。
あがたさんの真正直でパワフルな歌いっぷり。松本さん大瀧さんはいい曲書くなあとあらためて思う、おセンチでありながらも素晴らしくポジティブな「風立ちぬ」です。

参加ミュージシャンは久保田麻琴、鈴木惣一郎、HARCOほか、ハリー細野も一曲参加。さわやかな余韻が残る好盤です。

ドゥルッティ・コラム 『LC』

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ドゥルッティ・コラム 『LC』 1981年リリース

水彩画のようなドゥルッティ・コラムのセカンド。
1曲目のタイトルからして「夜明けのスケッチ」。
傑作ということではファースト『The Return of The Durutti Column』に分があると思いますが、この『LC』も負けず劣らずで2枚合わせて聴くのもいい。
基本ギターインストアルバムですが何曲かで地味に歌ってる。
タイトルの『LC』には政治的な意味合いがあるそう、でも前作に比べて明るく開放的で聴きやすい。

スピーカーから音が流れるというよりは、こぼれ落ちてくる感じ。解説ではこのサウンドを「生き物ぽい」と表現してる。
風にゆらゆら揺らぐ木の葉みたいに、今にも散りそうな繊細極まる曲のオンパレードでありながら、やってることは紛れもないパンク。しかもラジカルでありながら質素。加えてとても郷愁的。古い記憶の懐かしい風景をぼんやりと思い出すような独特の世界。

ミンミンゼミというよりはヒグラシ、赤トンボというよりは蜉蝣ぽい。
なにを書いているのかわからなくなってきましたが、少し寂しさの残る夏の終わりに似合う名作です。
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