FC2ブログ
プロフィール

ポタリング

Author:ポタリング
少し古い70年代頃のロック中心のブログです。
リンクフリーです。

ありがとうございます
最新トラックバック

リー・オスカー 『約束の旅』

lee oskar (1)
リー・オスカー 『約束の旅』 1976年リリース

「女の顔はひとつじゃないよ」
むかしの資生堂のCMでそんなのがありました。とても印象的なCMで、そこでこのアルバム収録の「The Promised Land(約束の地)」という曲が突として茶の間に流れました。50代以上の方ならきっとご存知の曲。

リーオスカーは1948年コペンハーゲン生まれのハーモニカ奏者。アメリカのジャズファンク系のバンド、ウォーのメンバーとしての活躍もよく知られている。このアルバムはリーオスカーのファーストソロで、バックはウォーと気心知れたその仲間たちといったところ。飾っておきたいようなジャケットもいい。

コッツ、コッツ、コッツ・・・重厚な靴音からドアをノックするSEに続いて、旅するような15分に渡る組曲ではじまる。
この冒頭の組曲は『農民たちの交響曲』というサブタイトルが付いていて、組曲の中のひとつが「約束の地」でした。
ただこの哀愁郷愁のハーモニカは前半だけで、後半はファンクっぽいフュージョンやらトロピカル調の和むやつもちゃんと出てくるので、いろいろなハーモニカの表情が楽しめます。
あちらこちらに昭和の喫茶店の香りも漂いますが、苦いアイスコーヒーでも用意してたまにはこんなアルバムもいいもんです。

スターバック 『Moonlight Feels Right & Rock'n'Roll Roket』

starbuck (1)
スターバック 『Moonlight Feels Right & Rock'n'Roll Roket』
2009年編集盤

街を歩くとミドリ色のコーヒー屋の看板が目に入ります。
あの「スターバックス」とこの「スターバック」は別物でありながら、マーメイドの看板を見ると決まってスターバックのやたら調子のいいスマッシュヒット「Moonlight Feels Right」がチラつきます。いちいち思い出す必要はまったく無いのですが、毎回思い出してしまうのでしょうがないことと思っています。

このアルバムは、70年代半ばの1stと2ndがまとめて楽しめるお得盤。
ジャンルでいうと南部のAORのようですが、いい意味で昭和のアイドル歌謡にも似たB級的なセンスをそこいら中に散りばめた感じがとても良く、そのあたりがブラックマン氏の巧妙な戦略だったのか素のままなのかは謎ですが、とても親しみやすいポップな仕上がりになってます。
この手のバンドには珍しくマリンバ(木琴)の使い手がいて、ここぞというところで見事なソロを披露してくれます。

とは言っても、結局のところスターバックは歌詞もチャラい「Moonlight Feels Right」1曲だけでしょ、という冷ややかな声も遠くに聞こえ、確かにおっしゃる通りと思いもしますが、それでも気が付くとアルバムを通して聴いてしまうという憎めないバンド。
「Moonlight Feels Right」は高橋幸宏がカバーしてましたが、もしも80年代に郷ひろみがカバーしていたら「ザ・ベストテン」の初登場3位くらいはイケたのでは、と思わせます。邦題は「恋のムーンライト」。

バリー・レイノルズ 「アイ・スケア・マイセルフ」

barry (1)
バリー・レイノルズ 「アイ・スケア・マイセルフ」1982年リリース

音楽をレコード盤で聴いていた時代、ロキシーミュージック、ボブマーリー、トラフィック、スパークス等々、それらレコードには「アイランドレコード」のロゴマークがあり、ターンテーブルの上では椰子の木がくるくると回った。
アイランド…、そのレーベル名は何かありそうな刺激的な響きがあった。

そんな中、当時音楽活動を再開したマリアンヌ・フェイスフルが、煙草をふかし、強い酒をガブ飲みしながら制作したと言われる『ブロークン・イングリッシュ』を聴いた。初っ端のタイトルナンバーが実にカッコいい音で、クレジットを見ると作者の中にバリー・レイノルズの名があった。
バリーはアイランド所属のコンパスポイント・オールスターズのギタリストでソングライター。マリアンヌと一緒に来日もしました。

このアルバムはそのバリー・レイノルズ唯一のソロ。
プロデュースはアレックス・サドキン、リズム隊はスライ&ロビー、録音はもちろんコンパスポイント。当時旬の音を作るのに申し分のない環境が全て揃ってる。

全10曲中8曲がオリジナル。AORにニューウェイブとレゲエの風味を加えた感じで、ちょっと聴くとロバートパーマーっぽい印象も。マリアンヌ・フェイスフルに提供した楽曲のセルフカバーも4曲あり。
アルバムのタイトル曲はダンヒックスのカバー。ダンヒックスはミュージシャンからの人気も高く、同時代にトーマスドルビーも同曲をカバーしていた。

とても80年代なサウンドですが、いま聴いても普通にいいと思える好盤で、この「ちょっと作ってみたんだけど」みたいな裏方さん的な作風が今は貴重な感じもします。
検索フォーム
カテゴリ
QRコード
QR