デヴィッド・ボウイ

なに買ったんだろ。(鋤田正義さん撮影、1980年 京都)
(牛蒡をうなぎで巻いた「八幡巻き」を買ったそうです)
ボウイの死は11日の午後、ヤフーニュースで知りました。
えっ…、って。いつかは来る日が今日だった。
悲しいとか、そんな感じとちょっと違った。そりゃ驚いたけど。
ネットは死を伝えるだけで、それ以上の情報はまだなかった。
そのあとNHKのニュースを見た。
スーパースターの死、トップニュースの扱いだった。
少しボーっとしてニュースを見ました。
3年前の「The Next Day」、このアルバムはある日突然のリリースだった。ボウイらしいなあって思ったけど。
なのに今度の「★」(ブラックスターって読むんだ)はずいぶん前からしっかり告知していた。リリースはボウイの誕生日だよって。それはサインだったのかな、なんて今さら思ったり。
ニューアルバムって言うからさ、何度目かの復活だと思ってた。
でも真逆だった。
その日、YouTubeはとても見る気がしなくて手持ちの音源を聴いていた。
CDは15枚程あった。70年代のが多いけど。
最初に「STATION TO STATION」を聴いた。これはCDのコピーをずっとクルマにも入れていて、今もわりによく聴いてる1枚です。
次にカバー集「ピンナップス」を聴きました。これはやっつけ仕事なんて言われてるけど、けっこう好きなんです。
それから思い出深いライブアルバム「ステージ」から何曲か聴いて、そのあとは枕元にウォークマンを持ってきてシャッフルでずっと聴いてました。
最後にボウイを観たのは2004年の3月(武道館)。もう12年も前。
この時はマイク・ガーソンを連れてきた。マイクのピアノが聴きたくて来た人もたくさんいたと思うけど、1曲目「Rebel Rebel(愛しき反抗)」のギターイントロですでに総立ちだった。
「★」はまだ買ってないしチラッとしか聴いてないです。
どんな気持ちを込めたんだろう。今は何もわからない。
今までボウイを「異星人」と思ったことは一度もないけど、今はちょっとだけ思ってます。
遥か昔、Blackstarから地球に落ちてきた男は世界を売ってしまった。
けれど、それでもやっぱり地球という名の星が好きだった。
…そんなおバカな気分です。